耐熱ガラス入り特定防火設備(旧甲種防火戸)フレアブロックは
耐熱強化硝子(パイロクリア)を全面的に採用した高強度で安全性、
明るさ、開放感と、高い防火性能を兼ね備えた防火戸です。
パイロクリアは、建築用ガラスとして通常使用されているフロート板ガラスを加工した
防火ガラスですので、網のないクリアな外観と周辺のガラスとの調和の統一が得られます。
パイロクリアは同じ厚さのフロート板ガラスの6倍以上、一般の強化ガラスの約2倍の強度があり、不意の衝突などの際も破損する恐れは殆どありません。
万一破損した場合でも小さな破片になる安全ガラスですので火災時のみでなく、日常の
人体衝突や地震などの際の安全性も有しています。
フレアブロックに使用のパイロクリアは防火性と強度・安全性を同時に実現するガラスです。
特にガラスドアやドア周辺のガラスクリーンは、ガラスへの不慮の衝突によって傷害事故が発生するおそれが高い部位です。このため建設省から「ガラスを用いた開口部の安全設計指針」が通達されていますが、
パイロクリアはこれに適合する「安全ガラス」ですので、安心してご使用いただけます。
パイロクリアは㈱日本板硝子が開発した高強度で安全性の高い強化タイプの防火ガラスです。
フロート板ガラスに特殊なエッジ加工を施した後、超強化処理によって、ガラス表面に非常に高い圧縮層を設けて耐熱温度を高めています。
特定防火設備(旧甲種防火戸)用には通常8mmのパイロクリア(クリア色)が使用されており、これは強化ガラスのJIS R3206-1997に適合しています。
■マークについて
パイロクリアは外観上通常の板ガラスと区別しにくいため、コーナー部1ヶ所に所定のマークが表示されています。
■特性と用途などについて
パイロクリアは、一般の強化ガラスに比べ約2倍の強度がありますが、ほぼ同様の特性を持っています。
ガラスにできた深いキズが成長して、外力が加わっていない状態で不意に破損することが極くまれにあります。
(パイロクリアは不純物などに起因するキズによる破損を極力除去するため専用素板の使用とSOAK処理を施してあります)
パイロクリアは特殊な熱処理を施していますので一般のガラスに比べて反射映像などが多少乱れますのでご了承ください。
防火用途以外で200度以上の高温に繰り返しさらされるストーブなどの用途での使用はお避けください。
■加工と施工について
パイロクリアは平板のみです。穴あけ、切り欠き、曲げ加工などはできません。また、製品の切断や面取りなどはできませんので、ご使用になる寸法でご発注ください。ガラスエッジなどでキズがつくと所定の防火性能がえられないことがありますので、運搬や施工時にはご注意ください。
部材 | スチール仕様 |
---|---|
防火ガラス | 耐熱強化ガラス パイロクリア(クリア色) 厚さ8ミリ 特殊部材付き |
・枠 ・扉 |
溶融亜鉛メッキ鋼板・・・・・JIS G-3302 鉛酸カルシウムペイント下地塗装・・・・・JIS K-5629 (特殊仕様:焼付け塗装) |
ガラスシール | 難燃性シリコン系シーリング材 |
スチール仕様 | ||
扉厚 | 45 | |
---|---|---|
扉カマチ 見付 |
上カマチ 縦カマチ |
120以上 100以上 |
枠 | 下カマチ 見付 見込み |
150以上 25以上 130以上 |
スチール仕様 | ||
方立 | 見付 | 75以上 |
---|---|---|
見込み | 129以上 | |
無目 | 見付 | 75以上 |
見込み | 129 |
※湿式の場合は、枠見込みは100以上
方立と無目は94以上となります。
スチール仕様 | ||
最大サイズ | 最小サイズ | |
W | 1200 | 600 |
H | 2400 | 1600 |
DW | 1223 | 623 |
DH | 2403 | 1603 |
認定番号 | 特定防火設備EA-9214 |
スチール仕様 | ||
最大サイズ | 最小サイズ | |
W | 2400 | 1200 |
H | 2400 | 1600 |
DW | 1209 | 609 |
DH | 2403 | 1603 |
認定番号 | 特定防火設備EA-9213 |
スチール仕様 | ||
最大サイズ | 最小サイズ | |
W | 1800 | 200 |
H | 2400 | 300 |
認定番号 | 特定防火設備EA-9208 |
スチール仕様 | ||
最大サイズ | 最小サイズ | |
W | 2000 | 200 |
H | 2700 | 300 |
認定番号 | 特定防火設備EA-9222 |